・我が道を行った結果…

70年代のVintage Bikerといえば、着込んでクタクタになったレザーやワッペンカスタムされたデニムなど、当時でしか味わえなかった文化が今やファッションデザインとなり、令和になった現在でも各ブランドがリメイクし人気を再熱させています。当時特有のものでいうとリーバイスなどのデニムや後ろがメッシュになったトラッカーキャップなど現在でも良く目にすることが多いですよね。最近ではビンテージブームや古着ブームが再来し、ビンテージライク(ビンテージのように加工している)のモノがたくさんありますが、やはり本物を手にするという意味でも、1点物好きには目を凝らして見てほしいと思っております。

70年代といえば、米国はヒッピー文化やバイクギャング文化の真っ只中。現在のブランドのデザイナーさんは、諸にこの文化を通ってきていますのでデザイナーさんの背景を覗き見すると意外とドハマりするってことはザラにあります。最近自身が20歳くらいの頃のファッションを思い返すと、「あの時は、良かったな~」と思い出に浸ることもシバシバ。最近、店頭に20歳くらいの男の子が「革パンありますか~」と見に来ることが多いです(( ´艸`))確かに、90年代は、GジャンにVANSONの革パン履いてたな~と。。。非常に好みのスタイルです。

いつの間にやらバイカースタイルといえば、上にダブルのライダース、下はデニムという雰囲気が主流となっていますが当時は上はGジャンやタンカージャケットで、下は革パンなんですよね。日本でもそうです。かの有名なキャロルも、上下レザーでしたし(笑)

話を戻しますが、、、20歳くらいの青年に「革パンありますか?」と聞かれ、店頭には出していない引き出しから、革パン出しましたが気に入ってもらえても買えない。高すぎて。。。(汗) そういった商品がうちにはございます。
ビンテージ好きの愛読書『My Freedamn!.』 ビンテージのTシャツやシャツ、デニム、レザーなど、多数掲載されている教科書みたいなもんです。あるファッションブランドのデザイナーさんは、この本を参考にTシャツデザイン作ってるというのは皆が知っているお話ですね。これにも掲載されてますBill Wall 氏が制作のレザーアイテム。それがうちの引き出しにはいくつかございます。



90年代後半~00年前半くらいにBill Wall Leatherで制作されたレザーアイテムは、現在では入手が難しい「エクスタシー」といわれる牛革を使用。その革は当時のBill Wall Leatherを語るには避けて通れない上質なレザーです。その上質なレザーを使用して制作されたレザーパンツがこちら↓↓↓

W34インチ
ウエスト88cm、股上29cm、股下77cm、わたり幅28cm
右太ももに、クロスのレザーアートワーク
※股下は調整してカットできるよう長めに作られています。

W36インチ
ウエスト92cm、股上30cm、股下78cm、わたり幅30cm
左サイドに、ドラゴンのレザーアートワーク
※股下は調整してカットできるよう長めに作られています。
ブランド名に「…Leather」と着けているだけあって、圧巻の仕上がり。実際に履いてみると、吸い付くような履き心地で、気持ちいいんですね。またBill Wall 氏の制作したレザーパンツは、蒸れは外に出すんですが、外からの風は一切通しません。本当に温かいです。残念ながら、Bill Wall Leatherでは正式に価格改正が発表され、価格が値上がり致します。もちろん、店頭には出していないこのレザーアイテムも価格改正の対象となりますので高くなってしまうんですね。。。価値のあるモノに関しては、あまり金額のお話をしないのがセオリーです。いつの時代になっても、価格が上がっても、価値のあるものは、価値のわかる人に見い出されて、旅立っていくものですので。今では、制作できない逸品。Bill Wall 氏のまさに if 6 was 9 (天地がひっくり返っても関係ない。人がなんと言おうと我が道を行った) 結果の集大成な作品です。気になる方は、1度見にお出でください。お待ちしております。
